ギャンブルに還元率があるのはご存じでしょうか?
還元率はギャンブルにおける勝率を上げる大きなポイントの一つです。
多くの方がギャンブルで行われている競技やプレイが好きで金銭を賭けてられる方がほとんどですが、収支が永遠にマイナスではずっと遊び続けることは出来ません。
還元率を知ることで馬券の買い方、ベットの仕方への意識が変わり、収支がプラスになる可能性は十分にあり得ます。
当記事ではギャンブル別にどのくらいの割合で配当として還元されているのか徹底解説していきます。
還元率とは?
還元率とは多くのプレイヤーがベットすることによって、売り上げの一部を胴元が配当としてプレイヤーへ還元する割合を指します。
一般的に還元率が高いギャンブル程プレイヤーが有利とされており、多くのギャンブルでは約70%~80%の割合でプレイヤーへと還元します。
この還元率が100%を超えてしまうとベットした額以上にプレイヤーへ還元していることになるのでギャンブル運営の胴元は赤字となってしまいます。
ギャンブル運営の胴元の多くは控除とし、売上金から数%徴収することで運営や管理が出来るようになっています。
ギャンブルの還元の仕組み
多くのギャンブルでは総売り上げ金額の約70%~80%がプレイヤーへと還元され、残りの20%~30%が運営維持費として差し引かれます。
例えば、1R1000万円の売り上げのレースがあった場合、約800万円(還元率80%の場合)がプレイヤーへと配当、還元(的中馬券)として分配され、残りの200万円はギャンブル運営の胴元が控除として得るという仕組みです。
仮に還元率100%のギャンブルがあった場合、ベット(総売り上げ)がそのまま分配されるため、ギャンブルの運営側は利益が出ません。
各ギャンブルによって運営コストや人件費などは異なりますがレース回数が多く、プレイされる方や馬券、舟券を購入される方が多いほど運営は利益が出やすい仕組みとなっています。
売り上げ=オッズ+運営費+利益(運営側)
ギャンブル別還元率
ギャンブルにおける還元率は各ギャンブルや競技によって異なります。
ギャンブルの多くは公営ギャンブルとされておりますが、管理している省庁がギャンブルごとに分かれており還元率が変わります。
この各ギャンブルの還元率を知ることで勝ちやすいギャンブルを知れ、賭け方や資金分配方法などが変わると言っても過言ではありません。
競馬(70%~80%)
競馬の還元率は70%~80%に設定されています。
競馬では馬券の種類によって還元率が異なっており、単勝や複勝が最大80%、WIN5など高配当が出やすい馬券は70%となっています。
競馬では売り上げの70%~80%が馬券購入者への還元、残りの20%~30%は国庫返納金として控除されます。
競馬年間売り上げ
日本国内で行われている競馬の売上は世界一です。
世界の競馬の総売り上げは約5兆3000億円とされており、そのうちの2兆3000億円は日本国内によるものと言われています。
G1などのグレードが高いレースでは1R当たり売上が100億円を由に超え、一時的な高額馬券購入者が現れてもオッズが変動しないのも競馬の最大の魅力です。
また、人気の中央競馬で行われた1996年の有馬記念の売上は875億円となっており、ギネスブックに認定されています。
項目 | 詳細 | 金額 |
過去最高売上レース | 1996年有馬記念 | 875億円 |
過去最高配当 | 2021年3月14日(WIN5) | 554,446,060円 |
過去最高賞金馬 | ウシュバテソーロ | 2,215,678,200円 |
過去最高入場客数 | 1990年有馬記念 | 177,779人 |
馬券別還元率
馬券別還元率の詳細です。
以下の数字はJRA(日本中央競馬会)によるものとなっており、競馬の単勝、複勝は公営ギャンブルで最高の還元率の80%となっています。
馬券の種類 | 還元率(ペイアウト率) |
単勝 | 80.00% |
複勝 | 80.00% |
枠連 | 77.50% |
馬連 | 77.50% |
ワイド | 77.50% |
馬単 | 75.00% |
3連複 | 75.00% |
3連単 | 72.50% |
WIN5 | 70.00% |
パチンコ・スロット(80%~90%)
パチンコ・スロットの還元率は一般的に80%~90%と言われています。
パチンコ・スロットは公営ギャンブルとは違く、民間企業が運営しているということもあり還元率が高めです。
しかし、パチンコ・スロットでは控除率が安定しにくいギャンブルともなっており、店舗での釘調整や、設定、開店時間、閉店時間を考慮し実際はもっと低い控除率だと言えるでしょう。
機械割と控除率は違うもの
パチンコ・スロットには設定があり、控除率と機械割は全く違うものです。
スロットでは投入したメダルに対する払い戻し枚数が機械割となり、長期的にプレイすることで数値は安定します。
8000G回すのに必要な24000枚のメダルが100%とした場合、機械割95%の設定だと22800枚が払い出されます。
仮に5万円投資し、8000Gプレイし、2200枚分の負けをしてしまった場合、控除率は投資5万円(約2500枚)負け額44000円(2200枚)になるため、12%となります。
機械割=払い出されたメダル枚数/投入したメダル枚数
控除率=手元に残っている金額/投資した金額
パチンコの市場規模
パチンコの市場規模は年々減少傾向にあります。
パチンコ産業では多くの広告規制などからイベントの中止、ライターの来店イベントなどにより閉店ラッシュが相次いでいます。
これを機にパチンコ店の多くは広告が打ち出しにくく、集客イベント等が出来ないためますます釘や設定が厳しくなる一方です。
パチンコ市場、過去最大の売り上げは1995年をピークの30兆円を機に、現在18兆円まで減少しています。
競艇(75%)
競艇の還元率は75%です。
競艇は3連単でも最大120通りとなっており、大変当てやすいギャンブルと言えるでしょう。
また競艇には国土交通省の取り決めで、最高払い戻し金の最高は2000万円までとなっています。
競艇最高払い戻し金額
競艇は少数でレースを行う為、高配当が中々出にくい競技の一つです。
また競艇では1号艇が有利とされているのも高配当が出にくい原因の一つとされています。
多くの競艇ファンは3連単を少数で購入する方が多く、大勝利を収めるにはいかに舟券の点数を絞り込めるかが大きなポイントです。
過去の高配当レースの結果を見るとグレードの高いレース程、高配当が出にくいようで競艇で出た高配当ランキングの上位のほとんどが一般選によるレースとなっています。
順位 | 会場 | グレード | 配当金額 |
1位 | 児島 | G3 | 761,840円 |
2位 | 徳山 | 一般 | 682,760円 |
3位 | 三国 | 一般 | 650,610円 |
4位 | 尼崎 | 一般 | 637,530円 |
5位 | 徳山 | 一般 | 595,550円 |
競輪(75%)
競輪の還元率は75%となっています。
競輪はモーニング競輪からナイター競輪まで開催されており、一日約50R以上開催されています。
また、競輪は多くのインターネット投票サイトがあり、サイト内で競輪へ賭けるとポイントとして還元される場合が多く、再度競輪へ賭けることが出来ます。
還元率は75%ですがインターネット投票を行うことで競輪の還元率75%以上に還元を受けることが出来ます。
ポイント還元がある競輪購入サイト
人気のオンライン競輪サイトです。
競輪サイトのランクによってポイント還元率は異なりますが、多くの競輪サイトが3%のポイント還元を行っています。
項目 | 備考 |
ウインチケット | 最大3%のポイント還元 |
Kドリーム | 新規登録月と翌月は3%のポイント還元 |
チャリロト | 最大3%のポイント還元 |
オッズパーク | 期間限定で10%還元あり |
PIST6(ピスト6)は5%還元
PIST6(ピスト6)はポイントとして5%還元しています。
PIST6(ピスト6)は自転車競技ルールに準拠した公営競技(競輪)です。
PIST6(ピスト6)では人気のチームで走る競輪とは異なり、選手が単体で勝負するレースとなっています。
車券による還元率は競輪と同等の75%ですが、PIST6(ピスト6)がまだ新しい競輪のためポイント還元が5%と高めのポイント還元となっています。
オートレース(70%)
オートレースの還元率は70%となっています。
オートレースはギャンブルの中で低めの還元率となっており、2011年までは競輪や競艇と同じ75%でしたが2012年に小型自動車競争法により70%と設定されました。
オートレースは他の公営ギャンブルに比べ明らかに還元率が低く、公営ギャンブルとしての人気が多く問題視されています。
また、オートレースはオンラインで車券を購入することが可能となっており、主にオンライン競輪サイトとセットで扱われていることが多くあります。
ポイント還元があるオートレース購入サイト
人気のオンラインオートレースサイトは以下になります。
オートレースはまだ人気の公営ギャンブルとはいえず、オートレースのみのオンライン購入サイトは無いようです。
競輪と併用して利用できるオートレースオンライン購入サイトですが、オートレースサイトのランクによってポイント還元率は異なり、多くのサイトが3%のポイント還元を行っています。
項目 | 備考 |
ウインチケット | 最大3%のポイント還元 |
Kドリーム | 新規登録月と翌月は3%のポイント還元 |
チャリロト | 最大3%のポイント還元 |
オッズパーク | 期間限定で10%還元あり |
オートレースは高配当が多い
オートレースは8車でレースが行われ、売上が他の公営ギャンブルより低いですが、高配当が多いのが特徴的です。
8車の3連単は最大336通りとなり、高配当が狙える公営ギャンブルとも言えます。
順位 | 会場 | 日付 | 払戻金 |
1位 | 伊勢崎 | 2006年5月22日 | 15,721,720円 |
2位 | 浜松 | 2012年2月23日 | 5,424,970円 |
3位 | 浜松 | 2015年8月13日 | 3,314,850円 |
4位 | 伊勢崎 | 2007年2月3日 | 2,760,900円 |
5位 | 川口 | 2008年1月25日 | 2,750,620円 |
宝くじ(45.7%)
宝くじの還元率は45.7%となっています。
宝くじは当選金付証票法に基づき、50%を超える還元を行うことは出来ません。
宝くじは一度で数千万や数億円といった高額を一度で得られるチャンスがあるため、還元率が他のギャンブルより低くても年末などにゲン担ぎとして購入される方が多くいます。
宝くじは非課税
宝くじで当選しても非課税です。
多くのギャンブルで得た勝利金は一時所得して申告する必要がありますが宝くじは法律で非課税として扱われるため万が一数億円当選しても当選金をそのまま受け取ることが出来ます。
ギャンブルにおける税金について更に知りたい方は関連ページを参照ください。
オンラインカジノ(90%~95%)
オンラインカジノの還元率は90%~95%となっています。
還元率が高いオンラインカジノでは他の公営ギャンブルのように他のプレイヤーで得た売上から配当を分配するのではなく、カジノから配当を受け取る形となっていることから高い還元を受けることが出来ます。
ライブカジノでは大きな配当は出にくいゲーム性となっていますが、勝率が50%のゲームが豊富となっているので最も勝利しやすいギャンブルと言えるでしょう。
また、オンラインカジノスロットではボーナスバイ機能やジャックポット機能も豊富となっており、一攫千金を狙いたい方にオススメとなっています。
バカラの還元率は95%~100%
カジノで人気のバカラの還元率は95%~100%で還元されます。
各バカラテーブルのルールにもよりますが、多くのオンラインカジノのバカラではプレイヤー勝利時2倍、バンカー勝利時は1.95倍で還元されます。
バンカー勝利時の5%のみカジノの控除として差し引かれます。
これは世界中のカジノでも同等のルールとされており、バカラでは他のカジノゲームや公営ギャンブルより高い還元が受けられるでしょう。
公営ギャンブルは還元率が低い
公営ギャンブルは基本的に還元率が低いです。
運営維持費は勿論かかりますが、管理している各省庁の収入源ともなっており、民間が運営するパチンコ店や海外で合法に運営されているオンラインカジノの方が勝率は高いと言えます。
項目 | 還元率 | 管轄 |
オンラインカジノ | 92%~95% | 海外政府公認ライセンス |
宝くじ | 46% | 総務省 |
競馬 | 70%~80% | 農林水産省 |
パチンコ | 80%~85% | 警視庁 |
競輪 | 75% | 経済産業省 |
競艇 | 75% | 国土交通省 |
オートレース | 70% | 経済産業省 |
スポーツくじ | 50% | 文部科学省 |
ギャンブルは最後は負ける
ギャンブルは最終的に負けるように出来ています。
還元率が100%を切っている以上、一時的な収支がプラスになったとしても理論上は、長期的にプレイすればするほど収支はマイナスになります。
ギャンブルはあくまで娯楽であり、遊戯であります。
ギャンブルにのめり込み、自身の生活に支障をきたして決していけません。
ギャンブルはあくまで楽しむことを前提にプレイするようにしましょう。
ギャンブル還元率まとめ
当記事ではギャンブルにおける還元率について解説させて頂きました。
還元率はギャンブルにおける重要な勝利要素の一つです。
公営ギャンブルは運営費などが多くかかり還元率は低いですが見ごたえのあるギャンブルが多く人気です。
ですが、数字に対する勝率という意味では比較的安定しやすいオンラインカジノが良いかもしれません。
当サイトでは安心できるオンラインカジノサイトの紹介もしておりますので興味がありましたら是非、当サイトを参考にプレイしてみて下さい。