ギャンブル依存症と向き合う!依存症になりやすい人の特徴とメカニズムについて

ギャンブル大国日本で生きていく上で多くの方がギャンブルをプレイし、日常を過ごしています。

競馬、パチンコ、競輪など日本には多くのギャンブルが利用出来、自身がどのくらいギャンブルにのめり込んでいるのか気付いていない場合が多くあります。

ギャンブルは一攫千金を己の運のみで勝ち取ることが出来る唯一の手段ではありますが、のめり込みすぎは自身を滅ぼし、更に友人や身内にまで影響を与えてしまいます。

あなたはギャンブル依存症ですか?

当記事ではギャンブル依存症になりやすい人の特徴やギャンブル依存症のメカニズムについて解説していきます。

目次

ギャンブル依存症は病気

ギャンブル依存症とは、競馬・パチンコ・宝くじなどの“賭け事”を続けたいという欲求が抑えられなくなる病気のことです。

賭け事に熱中することにより経済的・社会的に支障をきたしているにもかかわらず、まだ賭けたいなどの欲求が抑えられないのがギャンブル依存症の特徴です。

ギャンブル依存症は病名として認められている

ギャンブル依存症は病名として認められています。

1970年に病的賭博びょうてきとばく”という正式な病名として認められており、アルコール依存症や薬物依存症のような高揚感が味わえることから類似した病気として認知されています。

ギャンブル依存症になる原因

ギャンブル依存症になる大きな原因の一つとして脳が快楽を求めるようになってしまうことが大きな原因として挙げられています。

ギャンブルで勝つと脳の報酬系という回路が刺激されてしまい強烈な快楽を生み出します。

一度でも大勝した経験があればその快楽を永遠に求めるようになり、ギャンブルがやめられなくなるというのが大きな原因です。

また、ストレス社会の日本では日常のストレス、会社のストレスなどによりストレスの解消として対照的な快楽を求めるようになりギャンブルが定期的に行われてしまいます。

このコントールが旨く出来る方と出来ない方で大きな依存症への違いが生じ、ギャンブル依存症へとなってしまいます。

ギャンブルのメカニズムについて

ギャンブル依存症は脳内報酬系が刺激されることにより起こりうる症状だと言われています。

ギャンブルが中々やめられない方や、一時的にギャンブルをやめていても久しぶりにギャンブルをし、再度ギャンブルにのめり込んでしまう方はこの脳内報酬系が原因です。

気持ちよさ、ワクワク感、多幸感などは脳内報酬系が刺激されドーパミンが大量に作られます。

一時的なドーパミンによる快楽からドーパミンを求めてギャンブルをしてしまいます。

しかし、ギャンブルを続けることにより、初めは新鮮だったドーパミンもギャンブルを続けることによりドーパミンに対する反応が鈍感になり、満足のいく快感を得られなくなることによって、更に高いドーパミンを得るために更にギャンブルにのめり込んでしまうのです。

ギャンブル依存症になりやすい人の特徴

ギャンブル依存症になりやすい人には一体どんな特徴があるのでしょうか?

以下の項目が当てはまる方は要注意です。

几帳面で真面目な人

ギャンブル依存症になってしまう方の多くは、几帳面で真面目な方が多い傾向があります。

几帳面で真面目な方の多くは仕事や家事を丁寧にこなす方が多くリフレッシュすることが苦手です。

他人に迷惑を掛けないギャンブルと向き合うことでストレスを発散する傾向があります。

ストレスを抱え込んでしまう人

ストレスを一人で抱え込んでしまう方の多くは他の人に相談や悩みを打ち明けることが苦手で、ストレス発散でギャンブルをしてしまいます。

これは買い物依存症やアルコール依存症と類似しているものもあります。

信頼できるパートナーや相談に乗ってくれるパートナーが現れることによってストレスが軽減できるケースもあります。

負けず嫌いな人

負けず嫌いの人もギャンブル依存症になりやすい傾向があります。

勝ち負けがハッキリしているギャンブルにハマりやすい傾向が高く、依存症になりやすいと言えます。

ビギナーズラックを経験したことのある人

ギャンブルに全く興味が無くても友人や知人にギャンブルを進められ、ビギナーズラックを経験してしまった方もギャンブル依存症になる傾向があります。

自身には他の人と違う何かがあるなどと認識してしまい、ギャンブル依存症になりやすいのです。

ギャンブル依存症の人口

ギャンブル依存症の人口は国内で約500万人いると推定されています。

これは国内の人口の約5%です。

男女比率でみると男性が約400万人、女性が約100万人となっております。

また、海外におけるギャンブル依存症のデータによると世界のギャンブル依存症の割合は0.4~2.0%となっており、日本は高い水準だと言えるでしょう。

ギャンブル依存症の症状

ギャンブル依存症は賭け事をしたい衝動が抑えられずに経済的・社会的に支障がでているにも関わらず賭け事を繰り返してしまう病気です。

ギャンブルはプレイすればするほど負ける確率も高くなるゲームです。

ギャンブル依存症の方の多くは、ギャンブルにのめり込み借金を繰り返してしまうケースが多いです。

日常でストレスを抱え、ギャンブルで発散、翌日また日常でストレスを抱え、ギャンブルで発散。

この繰り替えしにより制御の効かないギャンブル依存症へとなってしまいます。

更にギャンブルは毎回勝てるわけではなく、いつの間にかギャンブルで発散がギャンブルでストレスとなり、制御が不可能となってしまうのです。

重度のギャンブル依存症

ギャンブルは娯楽の一つでありますが、依存症になると日常に重大な影響を与えるようになり、生活がままならなくなる傾向があります。

金銭的な余裕の無さから仕事を休んだり、借金を繰り返してしまうなど悪循環を生んでしまうケースが多くなります。

その結果、社会的生活を送ることがままならなくなり、うつ病や睡眠障害、盗みや詐欺など犯罪行為に至ってしまうケースもあります。

ギャンブル依存症の見分け方

ギャンブル依存症は心理状態による診断が多くカウンセリングによって治療がされます。

ギャンブル依存症ではギャンブルを娯楽としてプレイ出来ているのか、判断できるか否かによって依存しているのか見極める必要があります。

ギャンブル依存症の判断基準

  • ギャンブルをするときには予算や時間の制限を決めない、決めても守れない
  • ギャンブルに勝ったときに『次のギャンブルに使おう』と考える
  • ギャンブルをしたことを誰かに隠す
  • ギャンブルに負けたときにすぐに取り返したいと思う

※上記が2つ以上当てはまる方は要注意です。

ギャンブル依存症の著名人

ギャンブルによって失った著名人の富や、名声、エピソードをご紹介していきます。

現在はギャンブルから足を洗えた方も多く、現在ギャンブルをされているかは不明です。

水原一平

水原一平氏はメジャーリーガ―大谷翔平選手の専属通訳としてアメリカにて活躍されていました。

水原一平氏はスポーツベットを頻繁にプレイしており、ギャンブル資金として大谷翔平選手の銀行口座から不正に送金し、スポーツベットへとベットしていました。

この不正送金額は24.5億円となっており、本人もギャンブル依存症だったと語っています。

青木さやか

青木さやかさんはワタナベエンターテイメント所属のお笑い芸人です。

青木さやかさんは26歳で上京して下積み生活を送っていた頃、パチンコにハマっていた過去があります。

日常生活で常にパチンコの事を考えて生活していたらしく『1万円が100円位の感覚だった』とも公言しており、借金は売れていない時代に数百万あったと公言しています。

有田哲平

くりぃむしちゅーの有田哲平さんは、カジノが大好きな芸能人の一人です。

高額所得者である彼はギャンブル依存症なのかは不明ですがラスベガス、韓国といったカジノへ頻繁に出入りしています。

韓国カジノへ行った際、所持金が無くなり偶然出会った美川憲一さんにお金を借りて帰国できたというエピソードを持っており高度のギャンブラーである事は間違えないでしょう。

ギャンブル依存症は専門家へ

ギャンブルへの依存は危険です。

自身がギャンブルにのめり込み生活に支障が出始めた、また出始めそうな方は専門のギャンブル依存症相談所でご連絡ください。

ギャンブル依存症は誰もが発生する危険性のある病気です。

決して恥ずかしい病気でないことを理解しましょう。

ギャンブル依存症予防回復支援センター

ギャンブル依存症にお悩みの方は一度お電話してください。

ギャンブル依存症予防回復支援センターは年中無休で対応してくれるサポートセンターとなっています。

各自治体にもギャンブル依存症センターが設置されていることが多く、ギャンブル依存の悩みを相談しましょう。

項目詳細
名称一般財団法人ギャンブル依存症予防回復センター
住所東京都港区六本木3-16-14 KYビル2階
営業時間年中無休・24時間受付
電話番号0120-683-705

まとめ

ギャンブル依存症は誰しもがなってしまう可能性のある病気です。

日常的なストレスから始めたギャンブルでもいつのまかギャンブル依存症という沼にハマってしまう可能性があります。

生活に支障が出る前にまずは相談です。

ギャンブル依存症は恥ずかしい病気ではありません。

自身の生活を守るためにまずは相談から始めるようにしましょう。

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